「こども110番の歯科医院制度」への取り組みについて



 私たち歯科医師は、地域歯科医療を確保することは勿論、歯科医療を通じて地域社会に貢献することを常に念頭において毎日の診療に取り組んでおります。

 子供たちの明るい笑顔に触れる時、私たちは心まで暖かくなるのを感じております。

 然しながら、昨今では、社会情勢を反映してか、日本における犯罪も凶悪化そして低年齢化が益々エスカレートしているように思われます。加えて、幼児に対する虐待も大きな社会問題であり、事件の報道を聞くたびに心が痛むところでもあります。

 平成17年11月の矢野における小学生殺害事件は、私たちの身近で起こった痛ましいショッキングな事件として記憶も新しいものでした。

 広島県歯科医師会では、このような社会情勢を憂慮し、子供たちの笑顔を守り、そして明るい地域社会づくりのために少しでもお役に立てることはないかと考え、広島県警察本部のご協力とご助言のもと、この「こども110番歯科医院制度」を発足させました。

 この制度の発足については、広島県警察本部は勿論、広島県教育委員会のご協力も得て、県下における小・中学校へ周知をお願いし、また、報道機関へもお願いし中国新聞等を通じて広く県民の方々へもお知らせいたしました。


更に、日本歯科医師会にもこの制度が発足したことを報告し、全国の歯科医師会へも紹介していただきました。嬉しいことに、他県においてもこの制度発足に向けて準備を進めているとお聞きしておりますので、ゆくゆくは全国規模の制度になることを心から願っているところです。

 また、平成17年11月には「こども110番ぬりえ健康カレンダー」を作成し、県下の歯科医院に10部づつ配布するとともに、県下の小学校1〜2年生のクラスにも1部づつ配布させていただきました。

 平成18年度には、夏休みを目前に防犯意識を高めることを目的に、「こども110番歯科医院のうちわ」を作成し、県下の歯科医院は勿論、小学校や警察署にも配布するとともに、年末には「こども110番健康カレンダー」を作成し、17年度と同様に歯科医院及び県下の小学校にも配布いたしました。

 私たち広島県歯科医会は、日本の将来を担う宝である子供たちを守るため、子供たちの明るい笑顔が溢れる明るい町づくりのために、これからも微力ながらお手伝いしたいと思っております。