21世紀の子どもたちへ
広島県版「子どものすこやか食生活指針」
日本は世界有数の長寿国ですが、その反面、生活習慣病が低年齢化してきており、また、疲れやすく、元気がないなど身体の不調を訴える子どもも多く、小児期からの望ましい生活習慣の確立と食育の重要性が指摘されています。
本会は、広島県地域保健対策協議会栄養対策特別委員会のメンバーとして、21世紀の子どもたちの健康づくりを図るため、平成10年度に広島県内の小学1年生と6年生の保護者約2500人を対象に、児童の食生活や健康状態についてアンケート調査を行いました。
この結果、体の不調を訴える児童は全体の約1/3で、そのうち、疲れやすく元気がない児童とそうでない児童の間で、起床・就寝時刻、睡眠時間、生活リズム、夕食時刻、排便の状況、戸外時間、テレビ・テレビゲーム時間、食事時間の楽しみ、食事中の会話、の項目で有意差が認められました。
また、肥満の原因として、咀嚼が少ない、菓子・甘い食品・間食・夜食が多い、野菜・果物の摂取が少ない、などが挙げられました。
この調査結果に、食材・生産者・食事づくり担当者などへの感謝の気持ちを育むという観点を加え、平成12年度に策定されたのが広島版「子どものすこやか食生活指針」です。
その内容は、
- 早寝早起き 3度の食事、
- 元気に遊んで 太陽となかよし、
- からだに大切 いろんな食べ物しっかり食べて、
- よくかんで きちんと歯みがき、
- 楽しいお話 おいしい食事、
- 心をこめて 食べ物に「ありがとう」、
の6項目で、子どもたちにわかりやすく、リズム感のある親しみやすいものになっています。
この指針が県民の皆様や子どもたちに広く普及して浸透し、子どもたちの食生活と健康の道しるべとなって、豊かな人生を送ることができますよう願っています。
