その症状、口腔乾燥症かも?
口腔乾燥症について様々な疑問にお答えします。
お口が乾いた状態になることで「口がカラカラする」「ねばつく」「食事のとき水分がないと飲み込みにくい」「味がわかりにくい」「舌がヒリヒリする」などの症状が現れます。
唾液は1日に1〜1.5ℓも分泌されています。主に三大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺から分泌され、特に顎下腺から多くの唾液が分泌されます。
唾液には以下のような役割があります。
口腔乾燥症になるとこれらの役割が弱くなります。
口腔乾燥症の原因には①唾液分泌量の低下がある場合 ➁唾液分泌量の低下が明らかではない場合の大きく2つあります。

口腔乾燥症は、唾液の働きが低下して洗浄作用、抗菌作用が低下するため、むし歯の増加や歯周炎の進行を招きます。また、お口の中のうるおいの低下から、義歯の適合不良による痛みを引き起こすことがあります。また、飲み込みにくさ(食塊形成能の低下)、口腔細菌の増殖により誤嚥性肺炎リスクを高めます。さらに、味覚異常、舌の痛み、口腔カンジダ症の発症にも関与していることが報告されています。
お口は呼吸器や消化管の入り口です。口腔乾燥症は口腔粘膜のみならず、全身疾患や他臓器疾患に影響をおよぼします。消化器疾患への関与としては、逆流性食道炎の発症に関与していると考えられています。呼吸器疾患への関与としては、唾液分泌量が減少した者は正常人に比べ、かぜ症候群とインフルエンザを合わせた罹患率が、他の要因を調整しても約2倍高いことが報告されています。
唾液分泌量の測定や粘膜保湿度を測定する方法があります。
口腔乾燥が気になる方は、かかりつけ歯科医院に検査が可能か問い合わせてください。

広島県歯科医師会イメージキャラクター
「はっぽくん」
口腔乾燥が気になる方は、まずはかかりつけ歯科医院で相談してみましょう!